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県農産課は同日、農薬取締法違反(農薬順守義務)の疑いもあるとして同農協や、使用した農家などを調べた。同課は「人体に影響はないと思われる。国と相談して刑事処分を求めるかなど協議したい」と話した。
同農協によると、サヤインゲン農家六戸が、農協の指導に基づき適用外農薬の殺菌剤「トップジンM水和剤」「ベルクート水和剤」など五種類を使ってハウス栽培した。五月二十八日までに横浜市の市場「横浜丸中青果」など二カ所に計約千百二十キロを出荷した。
取引先の生協から二十六日に問い合わせがあり、発覚した。発覚後も二十七、二十八日に出荷した。三十日に適用外農薬を使ったサヤインゲンの出荷を停止。県などが安全性を確認するため、三日に全面的に出荷を取りやめた。出荷再開の見通しは立ってない。
同農協が全九十七戸の調査をしたところ、計三十一戸で八種類の適用外農薬を使用していた。担当者が誤って、「インゲンマメ」の農薬仕様書を農家に提供し、農家は昨年からこの仕様書を使っていたという。
同農協の昨年の出荷量は約九万四千キロで、作付面積は約五百九十アール。
田村和夫専務理事は「うっかりミスとはいえ、重大な過失を犯してしまい関係者や消費者におわびする」と謝罪した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20040604/lcl_____ibg_____004.shtml