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九人のうち七人は教団信者。中野容疑者は一昨年末にヨガ教室で知り合った井上容疑者から、薬の販売代理店として信者を紹介されたという。
調べでは、中野容疑者らは、「漢宝堂」と称し、中国から輸入したとする塗り薬を「桃源クリーム」の商品名で、インターネットや販売代理店を通じて無許可で販売しようと計画。昨年三月ごろから今年四月ごろまでの間、教団信者らを代理店として、京都市の主婦(34)ら全国の男女十二人に、同クリーム(一個八千円)計六十三個を販売した疑い。
このクリームは原価百円程度で、昨年二月の販売開始後、約五千八百個、約四千六百万円の売り上げがあり、一個当たり四千五百円が代理店に入る仕組み。警視庁は、教団が組織的に販売に関与していた可能性もあるとみて、収益金の流れなどを調べる。
クリームにはアトピー性皮膚炎に効果があるステロイドを含んでいたが、利用者から「皮膚が委縮した」「ニキビが増えた」などの苦情も寄せられていたという。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040603/eve_____sya_____002.shtml