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投与量の間違いで患者が死亡するなどの医療過誤が多発した抗不整脈剤「リドカイン」をめぐり、胸部外科、心臓血管外科、血管外科の3学会でつくる「心臓血管外科専門医認定機構」(代表幹事=北村惣一郎・国立循環器病センター総長)は、全外来、病棟から撤去するよう、会員あてに緊急通告を出した。
リドカインは、過剰投与すると中毒症状などの副作用を引き起こし、心停止に至る場合がある。濃度2%の注射用と濃度10%の点滴用があり、これまでの医療過誤は、濃度の違う2つの薬剤を取り違えるケースが大半を占める。厚労省によると、患者が死亡、重体に陥った医療過誤はこの1年間で7件にのぼるという。
同機構はどうしても必要な場合は、薬局・薬剤部に注文するよう求めている。(06/03 22:21)