2004年06月03日(木) 20時50分
ホームオブハート問題、栃木県「虐待ではない」(読売新聞)
自己啓発セミナーを開催していた「ホームオブハート」(本社・栃木県那須町)の関連施設で集団生活していた子供5人が4月、児童相談所に一時保護された問題で、栃木県は3日、「不適切な育児環境にあったものの、子供たちは強制だったとは話しておらず、虐待とは言えない」と判断し、児童福祉法に基づき、1歳と2歳の幼児2人を乳児院に入所させ、11—15歳の3人は保護者の元に返したうえで児童福祉司の指導を受けさせる措置を取ったことを明らかにした。
これに対し、児童福祉法違反と監禁の疑いで、関係者らを刑事告発した紀藤正樹弁護士は「ホームオブハートの現状に踏み込まず、単なる不適切な養育と判断したことは残念」と話し、ホームオブハートの桃井多賀子会長は「虐待は最初から事実無根。母親と子供たちの問題であり、静かに見守りたい」とコメントした。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040603-00000512-yom-soci