2004年06月03日(木) 12時18分
<武富士事件>盗聴の興信所員らに有罪判決 東京地裁(毎日新聞)
消費者金融最大手「武富士」の盗聴事件で、電気通信事業法違反(盗聴)に問われた「アーク横浜探偵局」代表、重村和男被告(57)に対し、東京地裁は3日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。元従業員の橋本勝志(33)、市川宣幸(36)両被告は懲役1年、執行猶予3年(同1年)だった。小森田恵樹裁判長は「報酬目当てにプライバシーを侵害した犯行だが、武富士側の指示を受けた従属的立場だったうえ、探偵業を辞めると述べるなど反省している」と指摘した。
判決によると、3人は武富士前会長の武井保雄被告(74)=公判中=や元法務部課長(懲役3年、執行猶予5年が確定)からの依頼で、00年12月〜01年2月、ジャーナリスト2人の自宅や事務所の電話を盗聴した。重村被告は報酬として1日当たり20万円を受け取っていた。【坂本高志】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040603-00001047-mai-soci