2004年06月03日(木) 11時43分
盗聴の元探偵に有罪判決 前武富士会長の指示で実行(共同通信)
武富士の盗聴事件で電気通信事業法違反の罪に問われた元探偵業重村和男被告(57)に対し、東京地裁は3日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
小森田恵樹裁判長は、前会長武井保雄被告(74)=公判中=らとの共謀を認定。「簡単に電話を盗聴し、通信に対する国民の信頼を損なわせた極めて悪質な犯行だが、反省している」と述べた。
重村被告の部下だった橋本勝志(33)、市川宣幸(36)両被告は懲役1年、執行猶予3年(いずれも求刑懲役1年)とした。
判決によると、重村被告らは武井被告らの指示を受け、2000年12月−01年2月に武富士に批判的なジャーナリスト2人の自宅などの電話回線に盗聴器を仕掛け、通話内容を録音した。(共同通信)
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