2004年06月03日(木) 03時08分
郵貯引き出しで本人確認強化、窓口でも暗証番号入力へ(読売新聞)
日本郵政公社は2日、他人の郵便貯金通帳を使って不正に貯金を引き出すのを防ぐため、窓口で印鑑や通帳を提示しても、暗証番号を入力しないと引き出しに応じない方針を明らかにした。2005年をめどに実施する。本人確認を徹底することで、急増している不正引き出しに対応する。
郵便局の窓口では通帳と印鑑があれば引き出し可能だが、近年、不正引き出しが急増し、2001年度は729件、被害総額10億6687万円、2002年度は1396件、同27億7676万円と、被害総額は3倍増の勢いだ。
公社は昨年、印鑑偽造防止のため通帳に押されている印影に、スキャナーなどで読み取りにくいホログラムシールを張り付ける対策を導入した。今後は、さらに、職員の目の前で小型端末から暗証番号を入力してもらうようにする。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040603-00000301-yom-bus_all