2004年06月02日(水) 19時51分
おれおれ詐欺対策、ホームページで呼び掛け−−県警 /静岡(毎日新聞)
◇家族の名前言わない/本人に確認するまで振り込まない
静岡県警生活安全企画課は、県内で頻発している「おれおれ詐欺」の被害を防止するため、県警のホームページ(HP)に「被害にあわないためのポイント」などの掲載を始めた。同様の事件に遭わないために、絶対に家族の名前を言わない▽本人に確認するまでお金は振り込まない、などの注意点を挙げ、最近の事例10件を(1)警察官を装う例(2)息子・孫を装う例(3)借金の取り立てを装う例にわけて載せている。
アドレスはhttp://www.wbs.ne.jp/cmt/kenkei/、問い合わせは県警(054・271・0110)まで。
同課では5月から銀行協会を通じてATM周辺や入り口など目立つ場所にポスターを張るよう依頼している。また、自治会経由で各家庭に回覧板でおれおれ詐欺に対する注意を呼びかけている。
県警によると、今年は1月6日に掛川市の主婦が約175万円を引き出されたのを最初に、5月27日までの届け出は188件(既遂91件)に上っており、被害総額は1億4294万円に達している。同課は「被害者のほとんどはおれおれ詐欺のことを知っている。でも、いざ自分の身内のことになると冷静な判断ができなくなってしまうようだ。自分に起きた時は冷静に注意点を思い出してほしい」と話している。【賀川智子】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040602-00000004-mai-l22