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■『4月上昇分も加算』
ガソリン店頭価格の上昇幅は、GS同士の競争が激しい地区とそれ以外の地区でも異なる。例えば東京都大田区のある外資系GSはレギュラーガソリンの店頭価格を前日までの一リットル当たり百五円から百十一円へと一挙に六円も引き上げた。
卸売価格を上回る小売価格の値上げに対して、消費者の立場からすれば「便乗値上げではないか」という思いが当然浮かぶ。これに関してGS関係者は「過去の卸値アップを店頭価格に転嫁できなかった分に、今回の分を加えたから」と口をそろえる。
原油高と為替相場の円安傾向などを受け、石油元売り各社は四月出荷分の卸売価格を一リットル当たり約三円上げ、今回も六月出荷分を同三円七十銭から四円引き上げた。合計で七円程度になるというわけだ。
東京都江東区のあるGSの店長は「原油価格がどこまで上がるか分からなかったので、四月分は値上げせずに様子を見ていた。でも、一リットル当たり十円程度という薄い利幅の中で、ここまで卸値が上がってはとても耐えられない」と強調。「うちは今月と来月の二回に分けて三円ずつ上げるつもりだ」と語る。
大幅値上げを受けて、先月中は全国平均で一リットル当たり百八円で推移していたレギュラーガソリンの小売価格が百十円台に乗るのは確実な情勢だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20040602/mng_____kei_____001.shtml