2004年06月02日(水) 00時00分
のぞき容疑で社長書類送検 中国人寮の監視カメラ問題 (東京新聞)
徳島県神山町の園芸会社社長(64)が徳島市にある同社の中国人研修生寮に無断で監視カメラを設置した問題で、徳島西署は1日、軽犯罪法違反(のぞき)の疑いで、社長を書類送検した。
監視カメラ問題は中国で人権問題として注目され、研修生の地元・遼寧省と瀋陽市政府は専門調査団を組織し、訪日の準備を進めている。
調べでは、社長は今年3月以降、研修生寮の食堂に監視カメラを設置し、宿直室で映像を見て食堂内をのぞいた疑い。
壁に穴を開け、内側にカメラを置いていた。寮には、中国人女性が9人住んでいた。
社長によると、同社は2000年10月ごろから中国人研修生を受け入れてきたが、昨年1月と3月に女性の研修生計3人が失跡。寮内でのけんかや男性の訪問なども相次いだため、監視カメラを設けたという。
社長は「事前に説明しなかったのは悪かった」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20040602/fls_____detail__002.shtml