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2004年06月02日(水) 12時05分

阪急交通社の顧客データ、62万人分が流出読売新聞

 旅行会社準大手の「阪急交通社」(本社・大阪市)が管理する顧客情報のうち、約62万人分の氏名、住所、電話番号、生年月日などのデータが外部に流出していたことが2日、分かった。同社の小島弘社長が東京都内で記者会見して明らかにし、陳謝した。

 同社によると、流出したのは東日本営業本部(東京都港区)がホストコンピューターで管理している東日本と北海道地区の顧客データ約250万人分の一部。

 今年3月、「自分の個人情報が流出しているのでは」という顧客からの問い合わせで発覚。社内調査の結果、5月になって、流出していた個人情報が、同社が管理する顧客データと一致したため、警視庁に通報した。ホストコンピューターは、インターネットを使って外部から接続しにくい構造になっているため、同社ではデータが社内から直接、持ち出された可能性もあるとみて調べている。

 同社では、個人情報が流出した顧客に直接、連絡を取っておわびするとともに、顧客側から希望があればデータの削除に応じる対策に乗り出した。専用フリーダイヤル(TEL=0120・038952)でも問い合わせに応じる。

 阪急交通社は、阪急電鉄の100%子会社。2003年度は海外、国内旅行の売り上げで業界第4位。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040602-00000204-yom-soci