2004年06月01日(火) 20時28分
ネット架空出品防げ、ヤフーが郵便で所在確認へ(読売新聞)
インターネット・オークションで架空出品などの詐欺事件が急増していることを受け、最大手の「ヤフー」(東京都港区)は1日、対策として7月から、出品者が会員登録をする際に、郵便を送って所在確認を行うと発表した。
受け取り時には認め印が必要で、届いた認証情報をネット上で入力しなければ、出品ができなくなる。当面、3月以降に会員登録した出品者が対象になる。
警察側が同時に求めていた、複数のID取得禁止などの措置については、「利用者に不便を強いる」との理由で今回は見送られた。ヤフーは「被害が減らない場合は、さらに対策を強化する」としている。
警察庁のまとめによると、今年1—4月のネット・オークション詐欺被害は、全国で前年同期比53・8%増の4104件に上る。警察当局は、偽名やニセの住所でも出品できる点が被害の拡大を招いているとみて、国内取引の約8割を占めるヤフーに対して出品者の本人確認を強化するよう要請していた。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040601-00000113-yom-soci