2004年06月01日(火) 02時23分
架空団体が「未納年金」督促 不審はがき相次ぐ 県内(西日本新聞)
「国民年金未納のお知らせ」などと書かれた不審なはがきが、福岡県内に相次いで送りつけられていることが三十一日、分かった。福岡社会保険事務局(福岡市)と県警博多署には計約十五件の相談が寄せられている。金銭面の被害報告はないが、同様のケースは全国で相次いでいて、同事務局は「議員の年金未納問題に便乗し金をだまし取る手口ではないか」と注意を呼び掛けている。
同事務局によると、はがきには、金銭の支払いを直接要求する文言はないものの「国民年金未納について話がある。万一、連絡がないと法的に対処する」などと書かれている。差出人は「国民年金センター」という架空の団体。連絡先として東京都内の電話番号が記されているが、連絡はとれないという。
五月二十七日から、同事務局に「厚生年金の加入者なのに、なぜ国民年金の未納はがきが届くのか」などの相談が十五件あり、博多署にも二十八日、市内の二十歳代の男性から相談が寄せられたという。同事務局は「同種のはがきは今月各地で報告されている。怪しいと思ったらすぐに連絡を」と呼び掛けている。(西日本新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040601-00000032-nnp-kyu