2004年06月01日(火) 13時07分
捜査書類流出で賠償請求 精神的打撃と北海道に(共同通信)
北海道警の道交法違反事件の捜査関係書類がインターネットを通じて流出し、氏名や違反内容が不特定多数に閲覧され精神的打撃を被ったとして、北海道江別市の男性が道に200万円の損害賠償を求める訴訟を1日、札幌地裁に起こした。
訴えによると、私物パソコンのハードディスクに男性の事件の捜査報告書などを保存していた江別署の巡査が3月下旬、パソコンを自宅に持ち帰った。ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」でネットに接続してファイルを開いた結果、ウイルスに感染し、データが外部に流出した。
原告側は「男性は未成年であり、氏名は秘匿されるべき情報。交通違反事実の詳細な内容はプライバシーにかかわる情報で、巡査の軽率な行為だ」と主張。私物パソコンの使用を禁止しなかった道警の過失も指摘している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040601-00000103-kyodo-bus_all