2004年05月31日(月) 18時09分
[WEB]ヤフー、検索エンジンを「Google」から独自開発エンジンに変更(BCN)
ヤフー
<4689> (Yahoo! JAPAN)は5月31日、同社のウェブ検索サービス「Yahoo!検索」に米ヤフーが独自開発した検索エンジン「Yahoo! Search Technology(YST)」を導入し、新しい検索サービスとして提供開始した。
「YST」は、米ヤフーが一昨年買収した米インクトゥミと、米ヤフー傘下の米オーバーチュアが買収した米アルタビスタ、およびノルウェーのFast Search & Transfer社(FAST)のウェブ検索部門(AlltheWeb)などのウェブ検索技術を統合し、開発したもの。
この検索エンジンでは、検索インデックスの包括性や検索精度、更新頻度を高め、質、量の面で優れた検索結果を提供する。すでに、今年2月から米国やオーストラリアなど世界20か国でサービスの開始をしており、今回、日本語のローカライズ作業が完了したことにともない、Yahoo! JAPANでの全面導入となった。
また、検索エンジンの切り替えとともに、新機能として、タレント名の検索結果にタレントの顔写真などを表示する機能を追加。VIPタイムズ社(井草繁太郎社長)と提携し、テレビ、広告業界で長年愛用されている「日本タレント名鑑」のデータベースを検索機能に組み込んだ。掲載許諾を受けているタレントやスポーツ選手、著名人など約7000人の詳細プロフィールや顔写真、活動内容などの情報を検索結果に表示し、顔写真については、権利擁護のためすべて電子透かしの処理を施している。
さらに、「バイオリン」と「ヴァイオリン」、「引越し」と「引っ越し」といった日本語の表記の「ゆれ」に対し、同じ検索結果の表示を可能とする新機能も追加した。現在対応しているのは、代用漢字(例:「諷刺」と「風刺」)、異体字(例:「國」と「国」)、カタカナ語(例:「ダイアモンド」と「ダイヤモンド」)、送り仮名(例:「受け取り」と「受取」)のほか、ひらがな、カタカナ、漢字の区別(例:「らーめん」、「ラーメン」、「拉麺」)など。
なお、6月1日からトップページのウェブ検索窓に「画像」、「ニュース」、「辞書」の検索ボタンを新たに設置し、キーワード検索の利便性の向上を図る。
ヤフー
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