2004年05月27日(木) 19時41分
ニセ弁護士「連絡ほしい」 8県で70人以上に手紙(共同通信)
実在しない名古屋市の弁護士名で「借金に絡んで裁判所から差し押さえを依頼された」などとして連絡を求める手紙が今月になって、宮城や福岡県など8県で70人以上に郵送されたことが27日までに、名古屋弁護士会のまとめで分かった。
指定された連絡先に電話をかけた宮城県の主婦が現金を振り込むよう要求され、38万円をだまし取られる被害も発生。
主婦は詐欺容疑で宮城県警に告訴し、名古屋弁護士会から通報を受けた愛知県警も虚偽の弁護士名を使ったことについて、弁護士法違反になるとみて捜査を始めた。
通知書は「2日以内に連絡がなければ、財産の差し押さえや信用情報機関のブラックリストに登録する」などの内容。
今月17日から25日にかけて、岩手、宮城、山形、茨城、長野、岐阜、香川、福岡の各県の住民や消費生活センターから同弁護士会に相談が相次いだ。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040527-00000269-kyodo-soci