2004年05月27日(木) 19時27分
<著作権法案>輸入CD規制で修正求める 民主党(毎日新聞)
中国などからの安価な邦楽CDの逆輸入防止を盛り込んだ著作権法改正案について、民主党は27日、法案は洋楽を含むすべての輸入CD規制につながるとして、修正を求めることを決めた。
法案は、国外販売用に作られた安価なCDが国内に還流し、アーティストやレコード会社の利益が侵害された場合、輸入業者らを処罰するという内容。対象国や地域の指定はなく、法解釈上はすべての輸入盤を規制できることになる。日本レコード協会(依田巽会長)は、欧米などの洋楽輸入CDについては規制しないと説明しているが、消費者団体などは「国内CDは再販制度で高価格を維持しているうえ、輸入規制で価格競争がなくなれば消費者の利益が損なわれる」などと批判している。
法案はすでに参院で可決され、衆院文部科学委員会で審議入りしている。民主党の川内博史同委理事らは「邦楽の逆輸入防止という趣旨には賛同するが、法律の構成上、すべての輸入盤が対象となる。見直し規定を設けるよう法案の修正を強く求めていく」と話している。【木村知勇】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040528-00000028-mai-soci