2004年05月27日(木) 18時17分
京都府警が違法拘束 元巡査長、賠償求め提訴(共同通信)
現職中に覚せい剤取締法違反などの容疑で京都府警に逮捕され、有罪判決を受けて服役した元同府警巡査長の男性(37)が27日、逮捕前に身柄を6日間違法に拘束され精神的苦痛を受けたなどとして、京都府に500万円の損害賠償を求め京都地裁に提訴した。
訴状などによると、男性は亀岡署に勤務していた1999年8月12日、覚せい剤を使用したとして、府警本部で薬物対策課(当時)の事情聴取を受けた。男性は帰宅や外部への電話を禁止され、就寝中も監視が付き、拘束されたまま同17日に逮捕された。
男性はその後、九条署から押収品の覚せい剤約80グラムを盗んだなどとして再逮捕された。取調官に対し、同署では捜査員らが日常的に押収品の覚せい剤を持ち帰っていたと訴えたが、捜査は行われなかったという。
提訴後、京都市内で会見した男性は「犯した罪は反省しているが、府警の覚せい剤疑惑を明らかにしたのに隠ぺいされた」と訴えた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040527-00000206-kyodo-soci