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生徒たちが実習で作った食品加工品を「3年A組」という名で販売してきた鹿児島県の県立阿久根農業高校(大渡尚一校長)が、商標登録を検討中だ。同校は県と具体的な手続きの協議に入っている。
商品は紅甘夏ミカンのジャムや、イワシやアジ、豚肉とタマネギなどの野菜を煮込んだ味みその缶詰など計12種類。特産の農産物や魚の付加価値を高めるねらいから、実習で栽培され、市場に出荷されない食材を活用して食品流通科の生徒たちが作っている。
商標の「3年A組」は阿久根市の「A」や、以前に食品加工の実習をしていた農業経営科が「A組」と呼ばれていたことに由来するという。
89年から県内のデパートや地元の道の駅、JR鹿児島線の特急「つばめ」などで売り出し、昨年度の販売額は1500万円だった。
大渡校長の話では、口コミで知ったり、土産品として買い求めたりされているらしい。問い合わせや注文も多いが、「工場ではないから増産は無理」と断ることも。「生徒たちにとっては自信と誇りになっている」と商標登録にこぎ着けたい考えだ。
(05/27 17:30)