2004年05月26日(水) 20時24分
架空請求は相手にしない…消費生活セミナーで弁護士がアドバイス−−松江 /島根(毎日新聞)
県が主催する消費生活セミナーがこのほど、松江市内で開かれ、約50人が参加した。東京で消費者問題を手がける安彦和子弁護士が「知ってる者は救われる・悪質商法対策教えます」という演題で講演し、自身の手がけた例を紹介しつつ、「訪問販売の相手はプロ。話せば話すほど弱点が見抜かれる。話のきっかけを作らぬよう簡潔に断るべき」「架空請求や不正請求は、金を要求する正当性がないから、相手は身分を隠し脅しをかける。相手にしないのが最善」など、「オレオレ詐欺」や架空請求、訪問販売など悪徳商法とその対処策を紹介した。
講演後には、参加者から質問も出され、中には「知り合いが催眠商法に熱中し、高額のメガネなどを購入しているが、本人に被害者意識がない。どうすれば?」というお年寄りもいた。
県消費生活センターによると、03年度に同センターに寄せられた相談件数は1万2407件と過去最高。インターネットの有料サイトの架空請求などが増えているという。【久野洋】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040526-00000005-mai-l32