2004年05月26日(水) 15時48分
人身売買を初適用 ホストクラブ代払えぬ少女を別の店に(産経新聞)
兵庫県警、経営者ら2人逮捕
大阪市内のホストクラブ経営者らが店の飲食代金を支払えなくなった少女を売春目的で強制的に別の飲食店で働かせていた疑いが強まり、兵庫県警少年課と生田署などは二十六日、児童買春・児童ポルノ法違反(人身売買)の疑いで、神戸市中央区八幡通、ホストクラブ経営、穴井隆寛被告(二八)=大麻取締法違反罪などで公判中=と、大阪市西区本田の元飲食店経営、吉宮義則容疑者(三九)を逮捕した。
未成年者による売買春や児童ポルノの取り締まりを目的にした同法は平成十一年十一月に施行。これまで児童福祉法違反や職業安定法違反での摘発はあったが、未成年者の「人身売買」を禁止し、重い罰則を伴う同法の適用は全国初という。
調べによると、大阪市内でホストクラブを経営する穴井容疑者は十五年十月、同クラブで飲食しながら代金が払えなくなった当時十五歳と十六歳の兵庫県在住の少女二人を売春目的で働かせようと計画。知人の飲食店=廃業=経営の吉宮容疑者に二人を売春させることを承知で引き渡した疑い。
さらに吉宮容疑者は二人が十八歳未満と知りながら、穴井容疑者に少女一人につき五十万円ずつ計百万円を支払うことを約束したうえで飲食店で働かせ、店内の個室で男性客とみだらな行為をさせた疑いが持たれている。(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040526-00000025-san-soci