2004年05月26日(水) 11時26分
「健康食品」の表示緩和へ 厚労省が素案(共同通信)
健康食品の表示見直しを進めている厚生労働省は26日、「特定保健用食品」などの審査基準を満たしていなくても、一定の科学的根拠があれば「条件付き特定保健用食品」と表示を認める報告書素案を、健康食品の安全性確保を図る同省の検討会に提出した。
厚労省が“お墨付き”を与える保健機能食品制度は審査基準が厳しいため、あいまいな表示の健康食品が増加。ダイエット用食品で下痢になるなどの健康被害も相次ぎ、対策が検討されていた。
素案によると、現行の(1)効能を同省に届け認可を受けた「特定保健用食品」(2)ビタミンなど表示が認められた特定栄養分を含有する「栄養機能食品」−−の仕組みは維持。
それ以外の食品でも、ある程度科学的根拠が存在するものについては、「根拠は必ずしも確立されていない」などと表示すれば「条件付き特定保健用食品」(仮称)の表示が可能になる。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040526-00000066-kyodo-soci