2004年05月26日(水) 12時01分
元京大研究員、罪状否認=個人情報入手し集会で公表−不正アクセス事件・東京地裁(時事通信)
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)のインターネットサイトから個人情報を盗み出したとして、不正アクセス禁止法違反罪に問われた元京大研究員河合一穂被告(40)の初公判が26日、東京地裁(青柳勤裁判長)であり、同被告は「パスワード認証がなく、不正アクセスではない」と述べ、起訴事実を否認した。
弁護側は「被告を罰するのは、ネット上の行動の不当な制限だ」と意見を述べた。
検察側冒頭陳述によると、河合被告は昨年7月、プログラムの脆弱(ぜいじゃく)性を突けばACCSの顧客情報が見られることを発見。情報を入手した上で、自ら設立したセキュリティーに関する団体の集会で公表した。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040526-00000067-jij-soci