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買収が実現すれば、ソフトバンク主導で「通信業界の第三勢力」が形成されることになり、NTTやKDDIに対抗する動きを一段と加速させることになりそうだ。
非対称デジタル加入者線(ADSL)サービス大手のソフトバンクは、個人向け事業が中心だが、大手企業を顧客に持つ日本テレコムを傘下に収めることで法人向けにも展開、事業の大幅拡大を目指す。
ソフトバンクは今年三月期連結決算で、顧客獲得費用の増大などから純損失が一千七十億円と過去最大の赤字に陥った。しかし、国内最大規模となる四千五百人に上る新社員の採用を決め、光ファイバーサービスや携帯電話事業への参入を狙うなど、ブロードバンド(高速大容量)通信事業を拡充させてきた。
リップルウッドは昨年十一月、筆頭株主だった英携帯電話会社ボーダフォンから約二千六百億円で日本テレコムを買収したものの、事業が低迷し売却を含め検討していたとみられる。日本テレコムは今年二月、元日本IBM副社長の倉重英樹氏を社長に迎え入れ、新たな経営戦略の策定を進めていた。
ソフトバンクは二十五日、「買収を検討しているのは事実だが、具体的な内容に関して現時点で決まったものはない」とのコメントを発表した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20040525/eve_____kei_____000.shtml