2004年05月25日(火) 21時09分
警察大学校参事が知人女性のメール盗み見…書類送検(読売新聞)
以前の勤務先のパソコンに不正侵入し、知人の女性のメールを盗み見たとして、警視庁は25日、警察大学校の田中好巳参事(47)を不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検した。
警察庁は同日、田中参事を減給100分の10、1か月の処分にした。田中参事は依願退職した。
調べによると、田中参事は昨年12月13日と15日の2度にわたり、自宅のパソコンから、出向していた東京都内の財団法人が管理するコンピューターに不正侵入し、同僚だった40歳代の女性のメールを盗み見た疑い。侵入には女性のIDやパスワードを使っていた。
警察庁によると、田中参事は、女性のIDやパスワードの一部を知っており、侵入のために接続作業を繰り返したという。田中参事は「出向中に女性とトラブルがあり、自分がどう言われているか気になっていた」と話している。
田中参事は、技術系の国家公務員1種採用の幹部職員で、最初にメールを盗み見た前日の昨年12月12日付で、出向先の財団法人から警察大学校警察情報通信研究センターに異動していた。同センターでは、主に画像解析の研究をしており、警察庁は「仕事で得た技術を使って不正侵入を行ったわけではない」としている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040525-00000012-yom-soci