2004年05月25日(火) 09時13分
米たばこ訴訟、連邦地裁がたばこ会社の訴え棄却(ロイター)
[ワシントン 24日 ロイター] 米政府がたばこ会社に2800億ドル相当の制裁を求めている問題で、連邦地裁は24日、今年9月の裁判開始に先立って制裁の内容を制限することはできない、との判断を示した。
たばこ会社側は、政府が求めている過去の不正利益返還を認めるべきでないと主張していたが、連邦地裁はこの訴えを退け、制裁の内容は裁判で決めるべきだ、との判断を示した。
これを受け、24日の米株式市場では、たばこ大手のアルトリア<MO.N>やRJレイノルズ・タバコ・ホールディングズ<RJR.N>の株価が急落した。
訴訟は、たばこ会社が1950年代以降、共謀して喫煙のリスクについて故意に誤った情報を流したとして、99年にクリントン前政権が起こした。
レイノルズの広報担当は、連邦高裁への控訴を検討している、と話している。(ロイター)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040525-00000040-reu-bus_all