2004年05月25日(火) 15時10分
受験調査書、金庫のMOから流出か(読売新聞)
兵庫県姫路市立飾磨(しかま)高校(景山祐一校長、831人)の受験生の調査書データが外部に流出した問題で、県警は25日、学校幹部から事情聴取するなど、被害申告を待たずに捜査に着手した。流出経路の特定を急ぐ。
県警はこの日朝、捜査員数人を学校に派遣。データ流出までの経緯を教頭らから聞くとともに、データが作成されたコンピューター教室やフロッピーディスクや光磁気ディスク(MO)が保管されていた金庫を調べた。窃盗や市個人情報保護条例違反など適用罪名を検討しながら捜査を進める。
一方、景山校長は同日、記者会見し、金庫に保管されていたMOから情報が流出した可能性が高いことを明らかにした。流出したデータは一般入試と推薦入試の受験者情報が混在しており、MOは両方のデータが一括保存されていたためという。
同校は、内部事情に詳しい者がかかわっているとの疑いを強め、景山校長を委員長とする調査委員会を設置し、データ作成に関与した教諭30人から事情を聞いている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040525-00000007-yom-soci