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2004年05月25日(火) 13時39分

受験生300人分の調査書内容が流出 兵庫・飾磨高校朝日新聞

 兵庫県姫路市立飾磨(しかま)高校(景山祐一校長)で、03年度入試で合否判定に使用した受験生約300人分とみられる調査書の内容が、外部に流出したことが25日わかった。同校や姫路市教委は調査書の管理に携わった教諭らから事情を聴くなどし、外部に漏れた経緯を調べている。飾磨署は市教委の被害届を待たず、捜査に乗り出した。

 市教委によると、流出した内容は受験生の氏名や住所、出身中学校名に加え、中学での成績や欠席理由なども含まれている。成績は9科目について5〜10段階で評価されており、欠席理由には風邪や体調不良などといった原因が記されている。流出資料は一部の報道機関に送られてきたらしく、同校などが十数人分を確認した。

 受験生の情報は入試直前の昨年2〜3月、同校の教諭10人でつくる合否判定資料作成委員会が、内申書をもとにコンピューター室のパソコン約5台で、一覧表にした調査書を作成。インターネットへの接続は切っていたという。データはフロッピーディスク6枚に分けて記録し、すべてをMO(光磁気ディスク)1枚にもまとめた。作成後、パソコン内のデータはすべて消去したと市教委は説明している。

 フロッピーディスクやMOは通常、学校の金庫内に保管し、鍵は教頭が管理していた。流出した内容は本来は別のファイルになっている推薦入試と一般入試の分が混在し、漢字書きの氏名がひらがな表記だったが、市教委は「調査書の内容を見なければ作成は不可能」としている。(05/25 13:39)

http://www.asahi.com/national/update/0525/010.html