2004年05月25日(火) 09時36分
8割が「生活苦しい」 国が初の母子家庭白書(共同通信)
母子家庭の平均収入は一般家庭の約40%しかなく、シングルマザーの5人に4人が「今の暮らしは苦しい」と感じている−。厚生労働省は25日、不況にあえぐ母子家庭の現状と国の支援策をまとめた2003年度版白書を公表した。
子育てと生計を1人で担い就労面で不利な条件にある母親を支援するため、昨年7月成立した特別措置法を受けて初めて作成した。
全体で46ページ。国の統計から母子家庭に関連するデータを集めて掲載し、国や自治体が取り組んだ就労・生活支援策を網羅的に紹介している。
例えば02年の厚労省国民生活基礎調査によると、母子家庭の平均年収は243万5000円で、一般家庭(602万円)の40・4%だけ。現在の暮らしに対する意識は「大変苦しい」「やや苦しい」を合わせると81・7%に上った。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040525-00000046-kyodo-soci