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2004年05月23日(日) 19時08分

飼育状況公表JASマーク、農水省が豚肉にも導入へ読売新聞

 農水省は22日、生産段階でトレーサビリティー(追跡可能性)システムの確立していることを示すJAS(日本農林規格)マーク(「生産情報公表JASマーク」)を、豚肉にも導入することを明らかにした。

 早ければ年内にも、小売店の店頭に生産情報公表JASマークのついた豚肉が並ぶことになりそうだ。

 消費者はマークの脇に付いた番号を、指定されたホームページ上で入力することにより、豚がどこで生産されてどのような飼料を与えられて育ち、どこで食肉処理されたかなどの履歴情報を一覧できる。

 生産情報公表JASマークは、2001年に国内でBSE(牛海綿状脳症=狂牛病)が発生したことを受け、昨年12月から牛肉で導入された。食の安心・安全を担保する手段としてトレーサビリティーに対する消費者の関心が高いため、準備が整った豚肉にも対象を拡大することにした。

 農水省は今後、鶏肉やコメ、野菜などにも生産情報公表JASマークを導入していく方向で検討を進める。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040523-00000302-yom-bus_all