2004年05月23日(日) 03時00分
三菱自、車両火災が2件発生 クラッチ欠陥不具合、新たに50件(産経新聞)
三菱自動車(昨年一月、三菱ふそうトラック・バスに分社)が欠陥を八年間隠蔽(いんぺい)していた問題で、大型トラックのクラッチハウジングに関するトラブル約七十件のうち車両火災が二件あったことが二十二日、分かった。
三菱ふそうが二十日にリコールを表明した以外に、約五十件の不具合情報が新たに判明。同社はこれに関する資料を順次、国土交通省に提出しており、リコールに当たるかどうかを検討している。
トラブルの中でも車両火災は重要な問題で、原因によってはリコールに当たる可能性が高い。国交省は当時の三菱側の対応を調べる。
国交省によると、二件は平成四年十一月に栃木県内、十五年九月に三重県内で発生。いずれもけが人はなかった。
車両火災について国交省は「クラッチハウジング(の欠陥)に起因しているとも考えられる」としてあらためて検証する方針。
約七十件のトラブルは四年から十五年九月にかけて起きた。うち十四年十月には山口県内で死亡事故が発生したほか、二件でけが人が出た。(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040523-00000020-san-soci