2004年05月22日(土) 02時19分
田主丸老人会で吉井署員が寸劇 「おれおれ詐欺」にご用心(西日本新聞)
【筑後】
吉井署は、管内で「おれおれ詐欺」とみられる電話が相次いでいることから二十一日、田主丸町のそよ風ホールであった同町老人クラブ連合会定期総会で、おれおれ詐欺の手口を寸劇に仕立てて署員が上演し、注意を呼び掛けた。
劇は「悪徳商事」の三人がお年寄りに電話をかける場面。まず、被害者役が「お宅のお孫さんが事故を起こして、妊娠中の嫁がけがをした。二百万円ほしいところだが、急いで大阪に帰る。百万円でいい。今、警察と代わる」。警察官役は「被害者は示談でいいと言っている。払う気がありますか」。
続いて孫役が「じいちゃん、おれたい、おれおれ…」。最後に同署員が「あの手この手で現金振り込みを要求してくる。振り込む前に、必ず家族や警察に相談を」と訴えた。
同署管内でおれおれ詐欺は、郵便でさまざまな料金の支払いを求める架空請求も含めると、今年は既に五十件に上るという。(西日本新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040522-00000004-nnp-l40