2004年05月22日(土) 02時19分
「日田天領水」に公取委排除勧告 価格維持へ圧力(西日本新聞)
公正取引委員会は二十一日、天然水製造販売「日田天領水」(大分県日田市、石井嘉時社長)の関連会社、グリーングループ(同、同)が小売業者らに価格を維持するよう圧力をかけたとして、独占禁止法違反(再販売価格維持の拘束)で同社に排除勧告を出した。
公取委事務総局九州事務所によると、同社は遅くとも二〇〇二年十一月から今年一月にかけて、「日田天領水」の販売ルートが全国へ拡大したことに伴い、希望小売価格を下回る価格で販売していた業者を指導。希望小売価格を下回らない価格に改めさせており、中には出荷停止を示唆したケースもあったという。
同社は三十一日までに勧告を認める(応諾する)かどうか回答しなければならない。石井賢治専務は「勧告を真摯(しんし)に受け止め、今後の対応を前向きに検討したい」と話した。(西日本新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040522-00000022-nnp-kyu