2004年05月21日(金) 00時00分

『社保事務所職員』と詐欺 注意呼び掛け （東京新聞）

　社会保険事務所の職員を装って高齢者らから金をだまし取る事件があり、東京社会保険事務局は二十日、注意を呼び掛ける文書を出した。

　同事務局によると、十九日夕、墨田区内に住む女性（６４）宅に墨田社会保険事務所の職員を名乗る男が訪れ、「六十五歳を超えると社会福祉年金という年金がもらえる。代わりに申請の手続きをするので手数料が必要だ」と持ち掛け、二万千八百円をだまし取ったという。二十日になって女性が社会保険事務所に確認して発覚した。

　六十五歳を超えると支給される社会福祉年金という制度はなく、社会保険事務所の職員が手数料を要求することもないという。同事務局は「職員は身分証明書を携帯しているので提示を求めてほしい。不審な点があれば、社会保険事務所に電話で確認してほしい」と話している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20040521/lcl_____tko_____001.shtml