2004年05月21日(金) 20時03分
湖北中心に、不審な電話相次ぐ−−警官など名乗り、子の名など調べる /滋賀(毎日新聞)
湖北地方を中心とした県内の一般家庭に対して、警察官や公安委員会を名乗り「交通安全教室を開催するのに必要」などと偽って、子どもや老人の名前や年齢を調査する不審な電話が4月末以降、少なくとも15件あったことが20日、分かった。
県警県民センターによると、電話は午後3〜4時ごろにあり、「○○警察署のものですが、最近、老人や子どもの事故急増のため、調査している。お宅に60歳以上の老人や子どもさんはいますか」などと名前や年齢を聞き出す手口。公安委員会を名乗った電話は今月13と19日、山東、米原、近江町で計5件あり、いずれも若い女性の声。警察官を名乗った電話は先月24日〜今月中旬、西浅井町、木之本町、朽木村で計10件あり、男女の声だった。名前などを教えたケースが2件あったが、その後の被害は確認されていない。
同センターは「公安委員会や警察が、こうした電話調査をすることはない。教材販売や架空請求による詐欺などに悪用されることも考えられるため、不審な電話を受けたら最寄りの警察署または県警本部(077・522・1231)に相談を」と注意を呼びかけている。【田中龍士】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040521-00000007-mai-l25