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消費者金融大手「武富士」幹部らによる盗聴事件で、電気通信事業法違反の罪に問われた同社前会長・武井保雄被告(74)の公判が21日、東京地裁であった。フリージャーナリストの男性を中傷したとされる名誉棄損事件の審理が始まり、武井前会長は「間違いありません」と事実を認めた。
検察側の冒頭陳述によると、武井前会長は昨年5月、ジャーナリストの山岡俊介さんらが、週刊誌に武富士を批判する記事を書いたり、盗聴容疑で前会長を告訴したりしたことに対し、同社の株価が下落することなどを懸念。「断固として反論しろ」と部下に指示し、昨年6月に「盗聴を指示したことは一切なく、極めて悪質な誹謗(ひぼう)中傷だ」などと、山岡さんの名誉を傷つける文章を武富士のホームページ上に掲載させた、とされる。
前会長はこれまでの公判で、山岡さん宅などへの盗聴を認めている。
(05/21 11:32)