2004年05月21日(金) 07時01分
裁判員制度法がきょう成立=法廷に市民常識を反映−課題残し09年スタート(時事通信)
殺人事件などの重大な刑事裁判に国民が参加する手続きを定めた裁判員制度法案が21日午前の参院本会議で全会一致で可決、成立する。続いて、関連の刑事訴訟法改正案も与党と民主党などの賛成多数で可決、成立。これにより、わが国の刑事裁判制度は大きな転換点を迎えることになる。政府は5年の準備期間を経て2009年に同制度をスタートさせる方針だが、国民の参加意識をいかに高めるかなど残された課題も多い。
裁判員制度は、政府が進める司法制度改革の最大の目玉。市民の社会常識を裁判に反映させることを目的に、政府の司法制度改革審議会が01年、刑事裁判への導入を打ち出した。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040521-00000054-jij-pol