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22日の小泉首相の北朝鮮訪問について、首相官邸が日本テレビの同行取材を拒否する意向を伝えていたことがわかった。官邸側は日朝交渉の見通しについての報道が「日朝交渉を妨害する」として、日本テレビに情報源を明かすよう求めたという。しかし、細田官房長官は19日午前の記者会見で「北朝鮮は報道陣に開放されていない。取材には同行するしか道がなく、善処することで検討したい」と述べ、最終的に同行を認める考えを示した。
日本テレビの説明などによると、同社は16日夕の報道番組で「北朝鮮に25万トンのコメ支援を実施することで日朝間で最終調整をしている」とのニュースを放送。その夜、飯島勲・首相政務秘書官が同社政治部に「日朝交渉を妨害するために報道したのではないか。取り消しを求める。同行取材は認めない」と電話で通告した。
飯島秘書官は18日にも日本テレビに「ニュースの情報源を明かせば同行は認める」と条件を示したが、日本テレビは拒否したという。日本テレビは19日午前、細田長官あてに抗議と同行を認めるよう文書で申し入れた。
細田長官は会見で「スクープとして報道されたが、事実でない点があった。どういう根拠でこういう報道がされたのかというやりとりは(秘書官と日本テレビの間で)あったようだ」と説明。そのうえで「情報源を明かせというのは本質的な議論ではない」と述べた。
内閣記者会は18日、首相官邸側に事実関係の説明を求めていた。
(05/19 12:20)