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米の有力紙ボストン・グローブが12日付紙面で、米兵を思わせる迷彩服の男がイラク女性をレイプしているように見える写真を掲載したが、写真はインターネットのポルノサイトに載っていたものと判明し、同紙は14日付社説などで誤りを認め、謝罪した。
同紙によれば、写真はボストンの市議会議員の一人がイスラム教関連の活動家と記者会見を開いて公表した。出どころが不明だったため「撮影場所や状況ははっきりしない」としつつも、「米国人はこの写真を見る権利と責任がある」という市議の訴えとともに掲載。写真はイラクで撮影されたとの認識を与えた。
だがオレゴン州のインターネット新聞「ワールドネット・デーリー(WND)」が、「ハンガリーで撮影されてポルノサイトに載っている写真と同じ」と指摘。グローブ紙は翌13日付で「生々しい性的写真は掲載に適さず、虐待と関連づけて報道するには根拠を欠いていた」と謝罪した。さらに14日付で、ポルノサイトからの流出写真だったことを認めた。
14日付同紙は、掲載の経緯をまとめた記事とともに社説を掲載。市議が反戦世論をあおる狙いで意図的に偽写真を公表したと説明し、市議を批判している。
(05/19 13:55)