悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を使った著作権法違反事件で、同ソフトを開発したとして同法違反の幇助(ほうじょ)容疑で逮捕された東大大学院助手金子勇容疑者(33)の勾留(こうりゅう)理由開示法廷が18日、京都簡裁であった。金子容疑者は意見陳述で「著作権法違反の幇助をした覚えはない。ウィニーを開発・配信したことが犯罪と言うなら、日本の法律は間違っている」と述べ、容疑事実を否認した。
神田大助裁判官は勾留理由について「ウィニー開発の全容が解明されたとは言い難く、パソコンなどを押収したとしてもなお証拠隠滅の恐れがある」と述べた。
弁護側がこの日提出した上申書で金子容疑者は「ウィニーを開発したのはファイル交換システムを改善する技術を検証するためであり、著作権侵害をさせるためではない」と釈明し、「勾留の目的は自白の強要であることは明らか」と捜査機関を批判した。
法廷には大勢の支援者らが駆けつけた。弁護団によると、金子容疑者には同日まで705件の寄付金計約635万円が寄せられているという。
(05/18 20:15)