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自分のホームページ（ＨＰ）に発売前のゲームソフト画像を勝手に公開していたとして、福岡県警は１８日、著作権法違反（公衆送信権の侵害）の疑いで東京都墨田区横川４丁目、会社員田中功雄容疑者（２６）を逮捕した。コンピュータソフトウェア著作権協会によると、発売前のゲームソフト画像の著作権法違反容疑での摘発は初めて。
県警は同日、勤務先の出版社（東京都千代田区神田神保町）を捜索した。
調べでは、田中容疑者は昨年１２月〜今年４月、自分が運営するＨＰに、ゲームソフト会社「スクウェア・エニックス」（本社・東京）など４社がそれぞれ発売し、著作権を持つ「ファイナルファンタジーＸＩＩ」や「バイオハザード４」など８種類のゲームソフトのコンピューターグラフィック画像８枚を、４社の許諾を受けずに公開した疑い。ＨＰのサーバーには６万５千枚を超えるゲームソフト画像が保存されているという。
田中容疑者は「著作権承諾の申し込みをした社もあったが断られたこともあり、仕方なくやった。画像は４社の公式ＨＰや海外の違法サイトから取り込んだ」と供述している。県警は発売前のソフトの画像を紹介することでアクセスを増やし、ＨＰ上に掲載する広告の収入を増やす目的だったとみている。
４社から４月８日、同容疑で告訴状が出されており、県警は同２２日、田中容疑者の自宅を捜索。デスクトップ型パソコンやノートパソコンなど約２００点を押収していた。(05/18 20:44)