2004年05月18日(火) 16時57分
留学あっせんに資格制導入 トラブル急増受けNPO(共同通信)
海外留学をめぐり、あっせん業者と学生間のトラブルが後を絶たないことから、民間非営利団体(NPO)の留学協会(東京都千代田区、北武雄理事長)は18日までに「海外留学アドバイザー」の資格認定試験を行うことを決めた。
知識や実績などの点で信頼できることを証明し、学生が安心して利用できるようにするのが狙い。留学協会は「適切な留学プログラムを助言できる人材を育成したい。営業所には最低1人のアドバイザーを置いてほしい」としている。
認定試験の受験資格は18歳以上で、留学業務に従事している会社員らが対象。10月に小論文やグループ討議を実施し、留学における契約関係の知識や日本文化に関する教養、語学能力を試す。受験料は8000円。
国民生活センターによると、海外留学に関する苦情相談は1993年度の55件から2003年度には220件と4倍に急増した。
問い合わせは留学協会03(5282)8600。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040518-00000190-kyodo-soci