2004年05月18日(火) 18時36分
犯罪ほう助「覚えない」 ウィニー開発の東大助手(共同通信)
ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」を開発し、違法コピーを容易にしたとして、著作権法違反のほう助容疑で逮捕された東大助手金子勇容疑者(33)の拘置理由開示法廷が18日、京都地裁(神田大助裁判官)で開かれ、金子容疑者は「ウィニーを犯罪に使えと言った覚えはない。つくったり、配ったりしたことが犯罪とみなされている」と述べた。
弁護側も「日本が誇るクリエイターを犯罪者に仕立て上げようとしている」と主張し、釈放を求めた。
神田裁判官は「開発に至る経緯の全容が明らかになっておらず、罪証隠滅のおそれがある」と拘置理由を説明した。
弁護側はウィニーそのものの違法性について、裁判所の見解を求める求釈明書も提出したが、神田裁判官は「本件はウィニーを利用した個別の著作権侵害事件」と述べ、判断を示さなかった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040518-00000220-kyodo-soci