2004年05月18日(火) 14時40分

内職商法詐欺、３被告認める　仙台地裁で初公判（河北新報）

　チラシ配り内職商法事件で、詐欺罪に問われた通信販売会社メイプルウッドカンパニー（宮城県仙台市青葉区）の実質経営者刀根健治被告（４５）＝宮城野区栄２丁目＝ら同社社員３人の初公判が１８日、仙台地裁であり、３被告とも起訴事実を認めた。

　検察側は「刀根被告らは勧誘マニュアルや摘発逃れの苦情処理マニュアルを作成した上、事件が表面化しないよう七つの会社を次々と設立して社名を使い分け、被害額約４０億円に上る詐欺商法を重ねた」と指摘した。

　起訴状によると、３被告は昨年４月上旬—１０月下旬、北九州市や愛知県小牧市の主婦ら１４人に「チラシ配りで高収入が得られる」とうそを言って代理店契約を結ばせ、契約料として計約５６０万円をだまし取った。

　ほかの２人は同社の役員小西久生（３５）＝多賀城市八幡２丁目＝、管理部長小山内誠（２６）＝東京都大田区昭和島１丁目＝の各被告。営業担当従業員７人も起訴されている。
（河北新報）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040518-00000013-khk-toh