2004年05月17日(月) 15時24分
ペット販売員に資格制度、優良店には「適」マーク(読売新聞)
ペットショップを巡るトラブルを減らすため、全国ペット小売業協会(末松脩会長)は、販売員向けの資格制度を創設することを決めた。施設面でも優れた店には、「適」マークを交付する方針。
ペットショップは、全国に約1万2000店あるが、「不衛生な環境で動物が飼育されている」「購入したペットがすぐに死んだ」など、消費者から苦情が寄せられるケースが多い。
資格制度は、ペットに関する正しい知識を持ち、消費者に分かりやすく説明できる販売員を増やすのが狙い。取得希望者には、2日間の講習と試験を課す。日本動物愛護協会や日本獣医師会と協議して講習内容などを詰め、11月からスタートさせる。「家庭動物販売士」などの資格名を検討している。
末松会長は「資格制度の導入でお客さんに安心してもらえるようにしたい。業界全体の地位向上にもつなげたい」と話している。
ペットショップなどの動物取扱業は、届け出制となっているが、悪質な業者に対して十分な指導を行えないとの指摘もあり、環境省は、登録制や許可制への変更などを検討している。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040517-00000207-yom-soci