2004年05月17日(月) 00時00分
福岡の街 監視カメラ実態を監視 市民団体駅や商店街などに設置された監視カメラを探し、地図の上にしるしをつける探検隊のメンバー=16日午後、JR博多駅で(朝日新聞・)
街で3時間、120台確認 福岡の繁華街で半日過ごしたら、いったい何台の街頭監視カメラに見られるでしょう? 福岡市などの市民が16日、公共スペースで急増する街頭カメラをJR博多駅や天神などで調査した。約3時間のコースで確認できたのは120台だった。
調査したのは、「住基ネット差し止め裁判を進める会・九州」のメンバーでつくる「監視カメラ探検隊」6人。JR博多駅から市営地下鉄で中洲川端に行き、「キャナルシティ博多」へ通じる上川端町の商店街を歩き、天神・新天町に寄った場合を調べた。
その結果、博多駅ではビル入り口や改札を中心に39台、博多—中洲川端の地下鉄構内で43台、上川端商店街で24台、新天町商店街で14台を確認した。この中には天神の地下街やデパートなど店舗内のカメラは入っていないという。
参加した同市城南区の高森清子さん(54)は「あまりの多さにびっくりした。犯罪に対応するためといわれるが、誰がどこで見ているのかはっきりさせないと」。同市東区の井上靖代さん(33)は「銃刀店の前になく甘味店の前にあるなど、設置基準も理解できない。商店街を守るために、買い物客を犯罪者扱いするなら、もう来ない」と話した。
会では今後、カメラの設置者に映像の保存期間などについて質問する。
(5/17)
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news01.asp?kiji=6418
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