2004年05月17日(月) 00時00分
生徒に携帯メールで連絡/岡山学芸館高校で校内の購買部には「携帯コーナー」が設けられ、休み時間には充電にくる生徒も=岡山市の岡山学芸館高校で(朝日新聞・)
「本日、休校です」「食堂のメニューが変わります」……。学校からのお知らせは携帯にメールでピッ。岡山市の岡山学芸館高校(森靖喜校長)は、生徒や保護者への連絡をすべてメールで行う準備を進めている。
メールで知らせるのは、学校行事や災害時の休校などの情報。担任からの生徒や保護者への個別の連絡にも広げていくつもりだ。
それぞれの生徒、保護者に割りふったアドレスに学校がメールを送る。生徒らは、それを自分の携帯アドレスに転送するようにしておく。携帯電話がない人は、家庭のパソコンや学校の図書館のパソコンでメールを読む。夏休み前までには運用を始めたいとしている。
同校が携帯電話の持ち込みと使用を解禁したのは昨年6月。生徒会からの提案で話し合いを重ね、授業中や歩きながらの使用は厳禁、公共施設や乗り物では電源を切るかマナーモードにするなどの条件つきで認めた。
昨秋には校内の購買部に携帯電話の販売取り次ぎコーナーを設けた。一般店より3千〜7千円程度安く買え、充電設備もある。携帯電話教室を開き、出会い系サイトなど携帯をめぐるトラブルについて話し合う機会も設けている。「9割以上の生徒が携帯を持っており、禁止するより賢い使い方を学ばせる方が教育的だと判断した」と、学校側は説明している。
02年度に全国高校校長協会が各都道府県の校長会を対象に行った調査では、携帯の校内持ち込みは「条件つき許可」「禁止」の学校が多かった。
(5/17)
http://mytown.asahi.com/okayama/news01.asp?kiji=4369
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