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日本経済新聞社の子会社「ティー・シー・ワークス(TCW)」(東京都千代田区)の不正経理をめぐり、商法の特別背任罪などに問われた同社元商環境事業部長・石川善幸被告(57)の公判が17日、東京地裁であり、検察側は「犯行は計画的かつ巧妙で、約35億円もの被害を与えた。日経新聞とグループ企業の社会的信用も損ねた」として懲役4年を求刑した。
石川元部長は起訴事実をすべて認めている。一方、TCW元社長嶋田宏一(63)、元専務小川豪夫(61)の両被告は起訴事実を否認し、公判が分離されている。
検察側の論告によると、石川元部長らは01年2月と6月に、同社が受け取った約束手形計27通(額面計3億3500万円)を横領。同年2〜7月には、架空の取引で約21億3400万円の債務を同社に負担させた。また、同年5〜8月には架空の工事代金支払い名目で同社名義の約束手形121通(額面約10億4600万円)を振り出し、同社に同額の損害を与えた、とされる。(05/17 11:10)