2004年05月17日(月) 20時41分
東京ゼネラル社長ら逮捕 私文書偽造などで東京地検(共同通信)
経営破たんした商品先物取引大手「東京ゼネラル」(福岡市)の預金残高証明書を偽造、残高を200億円余り水増ししたとして、東京地検特捜部は17日、有印私文書偽造、商品取引所法違反(虚偽報告)などの疑いで社長飯田克己容疑者(65)=東京都港区=ら3人を逮捕した。
商品先物取引会社は顧客からの委託金を会社資産とは分離して保管することを義務付けられており、飯田容疑者らは監督官庁の農林水産省、経済産業省に分離保管しているように虚偽報告し、資料の残高証明書を偽造していたという。
東京ゼネラルは2002年4月、顧客の指示がない取引をしたなどとして農水省と経産省から一時受託停止の処分を受け、それ以降も複数回にわたって受託停止や業務改善命令の行政処分を受けていた。
その後も虚偽報告などを続けたとされ、両省は04年1月に商品取引所法に基づく許可を取り消し、事実上の廃業で全従業員300人以上が解雇された。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040517-00000208-kyodo-soci