2004年05月17日(月) 20時49分
債務者救済装い手数料集め 警視庁、近く業者摘発へ(共同通信)
多重債務者を狙い、警視庁や全国ヤミ金融対策会議(代表幹事・宇都宮健児弁護士)の関連団体を名乗って被害者救済を装った書類を送り付け、債務整理の手数料名目で金を振り込ませる事件が全国で相次いでいることが17日、分かった。
警視庁生活経済課は出資法違反容疑などで捜査。事件に関与したとみられる横浜市のヤミ金融業者を、近く出資法違反などの疑いで摘発する方針を固めた。
一方、捜査の過程で手形を担保に高利で貸し付けをする別の出資法違反事件が浮上。警視庁は17日、東京都港区赤坂、貸金業夏輝物産を摘発し、同社社長の横浜市中区本牧元町、長井辰彦容疑者(39)ら4人を逮捕した。
1997年からこれまでに、違法な高金利で3億5000万円以上の利益を得ていたとみられ、被害者救済を装った事件との関連を調べている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040517-00000213-kyodo-soci